2011年第八回研究会のお知らせ

 サイエンススタディーズ研究会第八回目は、早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース(J-School)博士課程の吉永大祐さんをお招きして、戦後占領期雑誌における「科学者天皇」表象というタイトルでお話をうかがいます。

 昭和天皇の科学、特に生物学に対する興味はよく知られています。天皇の科学研究活動は戦前より報じられてきましたが、特に戦後の「人間天皇」という新たな天皇像の登場とともに「科学者天皇」は強く表象されることになります。GHQ検閲出版物の集成である「ゴードン.W. プランゲ文庫」から得た資料を元に、雑誌記事に描かれた「科学者天皇」言説がどのような意図をもって語られていたかを明らかにし、「天皇」と「科学者」、そして「人間」の三者の結合から科学について再考する、という内容で発表をお願いしています。

予定は2011年1月28日(金)16時半東大駒場18館4階コラボレーションルーム4です。通常と部屋が異なりますのでご注意ください。