2014年 Luc Boltanski 教授講演会関係(予告)

本研究会の幹部である、山口富子先生(ICU)が来る7月18日にリスク論をめぐるワークショップをICUで行いますが、それに先立ち、国際社会学大会にあわせて来日予定のLuc Boltanski 教授をその前日の17日にICUにお招きして、基調講演をお願いする予定…

2014年第19回研究会報告 SSU STAP細胞問題討論会

サイエンススタディーズ研究会第19回は、SSUの主要メンバ数名を中心に、現在紛糾しているいわゆるSTAP細胞にかかわる一連の騒動について、その社会、制度的背景を、(発表者の希望により)、クローズドの形式で討論を行いました。その内容は、背景となる…

2014年第18回研究会報告 Hans=Jorg Rheinberger教授講演会

サイエンススタディーズ研究会第18回は、5月26日に、文化人類学教室、科学史教室と共催で、もとマックスプランク研究所科学史部門所長のHans-Jorg Rheinberger教授をお招きし、Writing the history of science with experimental systemsのタイトルで、講演…

2013年第17回研究会(現代人類学研究会との共催)  科学・探索・人類学 

サイエンススタディーズ研究会第17回は、特別編として、現代人類学研究会との共催という形で以下の研究会を行います。科学技術社会論と科学史の研究を人類学という分脈から読み替えるという議論です。ご関心のある方はどうぞ。 2013年10月5日(土) 14時開始…

2013年第16回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第16回は、柳瀬昇さん(日本大学法学部准教授)三上直之さん(北海道大学高等教育推進機構准教授)のご両人にご講演いただきます。2012 年の夏、エネルギー・環境政策に関する「国民的議論」の一環として、パブリックコメントや…

2013年第15回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第15回は、東京大学地震研究所の纐纈一起先生に「地震の科学者が裁かれるということ」といいうタイトルでお話をしていただきます。昨秋,第一審の判決が出たイタリアのラクイラ地震裁判を例に,科学者が起訴され裁判を受けると…

2013年第14回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第14回は、城戸隆さん(RIKEN GENESIS)に「パーソナルゲノムとCitizen Science ―Data Driven Wellness とQuantified Self のムーブメント―」というタイトルでお話をしていただきます。現在、パーソナルゲノム時代が到来しつつ…

2012年第13回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第13回は,、本学博士課程の鈴木舞さんに、ニュージーランドの法科学研究所における調査を元にした「法科学実践の標準化と課題」というタイトルで発表をお願いします。 近年、犯罪捜査や裁判過程で様々な科学知識が利用されるよ…

2012年第12回研究会の報告(科学としての当事者学)

第12回研究会は、熊谷さんの最新の研究成果を待ち望む様々な参加者に恵まれ、多くの活発な意見交換がなされました。熊谷さんには発表を特にアスペルガー症候群のケースに限ってもらい、具体的な感覚の問題から、さらに科学的方法としての「当事者学」の可能…

2012年第12回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第12回は現在小児科医で、東京大学先端科学技術研究センター特任講師をなさっている熊谷晋一郎さんに、「科学としての当事者学」というタイトルで、発表をしていただきます。熊谷さんは、新生児仮死の後遺症で脳性まひを持って…

2011年第11回研究会の報告(ビジネス・エスノグラフィ―イノベーションのための質的研究)

第11回研究会の田村さんの報告は、エスノグラフィックな研究とイノベーションの結びつけ方について、消費者の行動や、世界各地でのデータ収集の事例等、具体的で多様なケースと、それらを理論的なモデルに纏め上げていく、認知心理学的な手法が一体化してお…

2011年第11回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第11回は、田村大さん(博報堂上級研究員/東大情報学環iSCHOOL)に「ビジネス・エスノグラフィ―イノベーションのための質的研究」 という内容で発表をお願いします。近年、定量データに基づく決定を旨とする「客観的経営」の威…

2011年第十回研究会の報告−多職種グループでの継続的なミーティング活動を対象としたフィールド会話分析の試み

第十回研究会の高梨さんのご発表は、科学未来館を含む複数のフィールドを中心として、様々なミーティングにおける複雑なコミュニケーションの諸相を、長期にわたるビデオ録画を中心として、古典的な会話分析と、組織論的観点を結びつけようとする、野心的な…

2011年第十回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第十回目は、科学技術振興機構さきがけ/京都大学学術情報メディアセンターの高梨 克也さんに「多職種グループでの継続的なミーティング活動を対象としたフィールド会話分析の試み」というタイトルで、日本未来館における新規展…

2011年第九回研究会の報告−現場から見た原子力問題

第九回研究会は、原子力問題に関係した施設の専門家をお招きして、原子力発電および原子力行政の現場に詳しい専門家の視点から、現状を解析してもらいました。今回は発表者の意向もあり、公開の通知は行わず、SSU研究会関係者のみでクローズドの会合を行…

2011年第八回研究会の報告−戦後占領期雑誌における「科学者天皇」表象

第八回研究会は、早稲田大学で科学とメディアの関係を研究されている吉永さんに、メディアにおける天皇と科学のイメージの交錯について、大変刺激的なお話をうかがいました。吉永さんの話は遠く昭和天皇の皇太子時代にさかのぼり、そのメディアデビュー期か…

2011年第八回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第八回目は、早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース(J-School)博士課程の吉永大祐さんをお招きして、戦後占領期雑誌における「科学者天皇」表象というタイトルでお話をうかがいます。 昭和天皇の科学、特に生物学…

2010年第七回研究会の報告−政策科学とSTS−日本における「科学技術イノベーション政策のための科学」論議を巡って

第七回研究会は、田原さんに政策科学の現状について発表いただきましたが、単に政策科学の歴史だけでなく、それをSTSの文脈と関連付けながらその功罪を語るという意欲的なもので、規定時間内には収まらないような、多くの論点を含んだご発表でした。政策を科…

2010年第七回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第七回目は、未来工学研究所 政策科学研究センターの田原敬一郎さんをお迎えして、「政策科学とSTS−日本における「科学技術イノベーション政策のための科学」論議を巡って」というタイトルでお話をうかがいます。 近年、米国にお…

2010年第六回研究会の報告〜開放的アプローチと中間機関-科学と社会を結ぶ制度設計

第六回研究会の吉澤さんの発表は、従来のテクノロジーアセスメントの限界を超えて、あらたな第三世代のTAを探求するという意欲的なものでした。TAを専門家主導型から、より開放的なシステムへと移行させ、さらに従来の関心ある市民だけでなく、より様々なア…

2010年第六回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第六回目は、東京大学公共政策大学院特任講師の吉澤剛さんをお招きして、「開放的アプローチと中間機関-科学と社会を結ぶ制度設計」というタイトルでお話をうかがいます。 科学・技術と社会に関わるSTS研究者、政策研究者、サイ…

2010年第五回研究会の報告〜科学的判断と社会的判断−GMO論争の分析を通じて

第五回研究会の山口さんの発表は、ご自身のつくばの研究所での経験を出発点に、GMOが社会問題化するプロセスを、社会全体の問題として扱いたい、という関心をどう実証的に扱うかという問題提起から始まりました。社会学的な理論背景として、社会問題の社…

2010年第五回研究会のお知らせ

サイエンススタディーズ研究会第五回目は、ICU国際基督教大学の山口富子さんをお招きして、「科学的判断と社会的判断−GMO論争の分析を通じて」というタイトルでお話をうかがいます。 科学的知見が物事の判断の根拠に成り得ないような状況下では、何を…

2009年第四回研究会の報告〜高等教育投資に関する日米比較

第四回研究会は両角亜希子さんに、日米の高等教育投資データが持つ根拠、算出基準、信頼性といった点について発表をいただきました。結論としては、制度的に日米は大きく異なるために、その細部の部分での定義づけには色々と問題がある一方、全体的なデータ…

2009年第四回研究会のお知らせ

サイエンス・スタディーズ研究会第4回目は、科学技術政策関連の話題をとりあげます。 今回は、東京大学大学院教育学研究科で、大学経営の研究をされている両角亜希子専任講師に、「高等教育投資に関する日米比較」というタイトルで発表していただきます。 …

2009年第三回研究会の報告〜製品開発プロセスにおけるデザインの役割

第三回研究会は、長谷川光一研究員に、製品開発のデザインをめぐって発表をお願いしました。特に議論の中心となったのは、このデザインという言葉で意味される領域や専門性がどのような技能や知識に基づいているか、デザインと設計の違いといった基本的な概…

2009年第三回研究会のお知らせ

サイエンス・スタディーズ研究会第三回目は、文部科学省科学技術政策研究所で、技術とイノベーションの関係を研究されている第2研究グループの長谷川光一研究員に、「製品開発プロセスにおけるデザインの役割」というタイトルで、発表していただきます。 先…

2009年第二回研究会の報告〜実験装置の誕生

第二回研究会は、7月17日に山口まりさんに走査型トンネル顕微鏡(STM)の歴史について、発表をお願いしました。近年のラボラトリ研究や、科学史の動向でも、こうした実験装置が持つ科学的実践上の役割の重要性について、関心が高まっていますが、現場でリア…

2009年度第二回研究会のお知らせ

サイエンス・スタディーズ研究会第二回目は、東京大学で科学史を専攻する山口まりさんに、「実験装置の誕生―走査型トンネル顕微鏡(STM)をめぐる歴史と社会」と題して発表をお願いする予定です。 走査型顕微鏡は、探針を用いて、導電性の物質の表面をなぞり、…

2009年度第一回研究会の報告〜サイエンス・マップの挑戦

今年度第一回のサイエンス・スタディーズ研究会は、文部科学省の科学技術政策研で科学の計量的研究をなさっている阪彩香さんに発表をお願いしました。 サイエンスマップは、自然科学の全領域に関して被引用数のトップクラスのものをクラスター化し、さらにそ…